遠い想い人
2004/02/18公開
クロウラーの巣は、ロランベリー耕地にある山の斜面を登ったところに入り口がある。
黒と黄色の派手な色彩の巨大な虫は、穴を掘って地中に巣を作っているのだ。
その巣の中で徹夜の狩りを終え、巣入り口でパーティは解散となった。
「わ、もう朝日が昇ってる!皆さんお疲れ様でしたー」
「お疲れ様にゃー!」
タルタルの魔道士に続いてミスラのシーフがぺこりとお辞儀した。
猫のような耳と尻尾を持つ彼女は、なぜが語尾に『にゃ』を付ける。
「君のおかげでとても安全で効率的な狩りができた、感謝する」
長身のエルヴァーンのナイトがダンに小さく礼をした。
タルタルやミスラ達も彼の言葉に共感してダンを賞賛する。
しかし、盛り上がる彼らに対して称えられている本人は素っ気無く―――。
「リーダーの仕事をしただけだ」
そう呟いて、昇る朝日に目を細めていた。
そんな彼を見上げて、ロエはほんのり笑みを浮かべる。
「ダンが指揮る狩りはおいしいからなぁ、癖になるんだ。きっひっひ」
なぜかローディが自慢するように言う。
「機会があったら是非、また組んでくれ」
「私もにゃー!」
徹夜での狩りの後だというのにまだまだ元気なメンバー達は、口々にそう言った。
だが、ダンは依然として明後日の方を向いたまま、しかめっ面をしている。
そんなダンの様子を見て笑うと、ローディは『そんじゃデジョンするぞぃ』と詠唱を開始した。
ローディは順番に一人ずつ、転移魔法をかけ始める。
この魔法は、転移される当人が登録しているホームポイントに瞬間的に移動させるものだ。
デジョンで送られていく際、メンバー達は最後にもう一度礼を言いながら消えていった。
手を振る彼らを笑顔で見送りながら、ロエはチラチラとダンの様子を覗う。
「きふ、そういや休憩するの忘れてた。ロエたんとダンはしばし待っち」
連続で魔法を発動させたローディはだらりと極端な猫背になった。
「あ、はい。すみませんお手数おかけして」
とさっと座り込むローディを気遣うロエ。
ローディはにやと笑うと、同じように座っているロエにずりずりと近付いた。
そんな彼をロエは困ったように笑いながら迎える。
それからまた、こちらに背を向けて立っているダンを見上げた。
ずっと黙っている彼は、何となく心ここにあらずな感じがする。
「ダンってばここんとこ静かじゃない?前は色々とうるさかったけどにゃあ」
「え?」
唐突に、そんなことを言い出すローディは、まるでロエに言いつけるような口調で続けた。
「ダンね、前一緒に狩りに行ってた頃はうるさかったなりよ!リンクシェルの会話を口に出したりして!『馬鹿!ちゃんと聞け!!』とかいきなり怒鳴ったり、あれは結構危険だったぞぇ」
そこまで言って耐えられなくなったのか、更に危険な感じのする独特の笑い声で笑った。
リンクシェルとは、リンクパールという魔法の真珠を使った通信手段で、どんなに離れていても同じ色のリンクパールを持つ者達と簡単に会話することができる。
会話する時はリンクパールに集中して意識的に語りかければ良いのだが、ついうっかり口に出してしまう者はそう少なくない。
ダンの今の状況を知らないローディがあれこれ言うので、ロエは困ってダンの背中を見上げる。
「えと、あの、ダンさんは最近リンクパールを持ち歩いていないんですよね」
と一言説明してから、ローディが言ったことについて言葉を返す。
「ありますよね、そういうこと。私もついうっかり口に出してしまうことありますから」
ダンの様子を覗いながら必死にフォローした。
そんな彼女の気も知らず調子に乗る変態。
「きっひっひ。なんだ、だから静かなのか。持ち歩かないなんてどーかしてるなダン。久々に会ったお前はお前らしくなくて面白いぞ、きっひっひっひ!」
「あ、あの、ローディさんは経験はないんですか?リンクシェルの会話を口に出してしまったり…」
パタパタと手を動かして注意を引こうとするロエに、ローディはにまっと笑って答える。
「あるぞ、きっひっひっひ!以前狩りで苦戦中にリンクシェルの会話で大笑いしてのぅ。きっひ!おかげで詠唱できなくてきひ!パーティのメンバーきっひっひ!メンバーが」
「おい変態」
「なんだね」
笑いながら上機嫌に話すローディの言葉を遮って、唐突にダンが言った。
「またすぐに狩りに来れないか?できれば野良じゃなくてお前の知り合い集めて」
相変わらず背を向けたままのダンを見つめて、ローディは目をしばたかせた。
ロエと顔を見合わせてから再び奇怪に笑う。
「なんだなんだぁ?妙に張り切ってるようだのぅ、きっひっひ。でも残念、今日はこの後知人と約束があるのだ。俺様多忙!」
「そうか……ならいい」
ついさっき長時間の狩りが終わったばかりだというのに、ダンはすぐにまた狩りに出ようとしている。
少しだけ覗えるダンの真剣な横顔をロエはじっと見つめた。
ジュノに来てからの彼は朝から晩まで狩りに出て、まったく休もうとしない。
彼がそれほどまでに修行に専念するのも、すべてはあのヒュームの娘の為…。
「ダンはさぁあ?一体何焦ってんの?」
ローディの投げやりな言葉に、ロエはびくりと肩を揺らした。
見ると金髪碧眼の青年は眉をひそめて、ダンを訝しむように眺めていた。
「何かねぇ、おかしいぞ。前からお前は狩り中毒……略して『狩り中』だったが、そんな切羽詰った感じはしなかったはずだぞぇ。ダンおかしい!!」
「あ、えぇと、ローディさん」
「ねぇロエたん!ダンおかしいよねぇ絶対おかしいよぉ!」
何も知らないローディの言動に狼狽するロエは、ダンの様子を盗み見る。
確かに、強くなろうとひたすら狩りに出ていた頃のダンを知っているローディにとっては、今のダンは違和感しかないかもしれない。
今の彼は自分のためじゃなく―――誰かのために焦っている。
自分以外の事で懸命になるダンを、ローディは知らないのだから。
ロエは、いっそ自分も、ダンの事情なんて知らなければよかったかもしれないと思った。
「……あぁ、おかしいぜ」
不意に、ダンの背中からぽつりと聞こえた。
後ろの二人は顔を上げて、彼の背中をまじまじと見つめる。
「まったくお前の言う通り。どうかしてる」
そう言って、ダンは悩ましげな溜め息をつくと片手で髪を掻き混ぜた。
―――早く、早く。
ここのところ、頭の中はそればかりだった。
あいつがどんどん離れていくような気がして、ただ焦るばかりの日々。
理解できない焦燥感に苛まれながら、忘れようと我武者羅に剣を振るう。
どうして自分がこんなことになっているのか分からない。
吐き捨てるように毒づくダンを見て、ローディは首を傾げてタルタル魔道士に視線を移した。
すると、ロエはじっとダンを見つめており、やがてゆっくりと立ち上がる。
「……ダンさん、もう……良いんじゃありませんか?」
彼女はそっとダンに言葉をかけた。
「ダンさんはもう、充分腕を上げたと思います。だから……もう良いんじゃないでしょうか?」
彼の焦燥は、見ていて胸が痛くなる。
きっと彼は、早くサンドリアへ帰りたいんだと思う。
いや、彼が帰りたいのはサンドリアではなくて。
彼女の…もとに―――。
「何が?ロエたん、何の話?」
「もう、今日にでもサンドリアに戻りましょう?きっと……待ってますよ」
「サンドリア?ねぇ何の話?」
「ロエさん…?」
疑問符を浮かべているローディよりも前に出て、珍しく進言するロエ。
彼女を不思議そうに見つめながら、ダンもようやく振り返る。
「そろそろ、少し休まないと駄目ですよ。……ダンさん……辛そうで、見ていられないんです」
その言葉に、自分でも驚くくらい目元が熱くなる。
胸がぎゅっと締めつけられるような感覚に、ロエは小さく息を吞んだ。
結局―――はっきりと分かってしまっただけだった。
ジュノでの修行に付き合ってほしいとダンから頼まれた時、とてもとても嬉しかった。
白魔道士としてできる限りを尽くし、全力で彼をサポートしようと心から思った。
そしてこれを機会に、少しでも彼との親交を深められたら……と、淡い期待も抱いていた。
けれど、隣りにいても、彼は遠くにいる誰かの方を見ていた。
彼との会話も、結局改まった口調からは抜け出せない。
傍にいるのに、一緒にいるのに、彼の心は遠かった。
「お願いです。……もう、無理はなさらないでください」
ダンは彼女の目を直視できず、視線を逸らして言葉を濁す。
「そんな……俺は……別に……」
「きえぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!」
突如、ローディが奇声をあげた。
驚いて二人が振り返ると、頭を抱えたローディがこちらを睨みつけていた。
「二人で俺様に分からない話しちゃってるな!?あんまりだ!俺様は世界で独りぼっちだ!!」
きぃきぃ声で喚き散らすローディは疎外感に耐えられなくなったのだろうか。
なぜか激怒している。
「俺は怒ったぞ!!!てんちゅっ、天誅だ!!!!」
ばっと構えて何やら詠唱し始める。
そんなローディを見てうんざりした顔をすると、ダンはロエを自分の後ろに隠した。
―――ローディの詠唱が完了する。
「ロエたんごめんよ。ダンは略さず『馬鹿』!!きっひっひひ!!」
最後にそう言い残すと、ローディは突然発生した闇に飲まれて姿を消した。
消えた後にも、かすかに彼の奇怪な笑い声があたりに木霊する。
「………あの野郎…」
二人を残してデジョンしていった変態に毒づくと、ダンは奥歯をぎしぎしと噛み締めた。
人が人に害のある魔法をかけるのは重く禁じられている。さすがの変態も法は守るらしい。
ロエは、気付かぬ内に自分がダンにしがみ付いていることに気付いた。
真っ赤になってぱっと手を離し、身を引いた。
「変態め……いつか絶対泣かす」
「はは…ははは、置いていかれちゃいましたね」
恐ろしい形相をしているダンの隣で、ロエは小さく笑った。
変態がいなくなって静かになった耕地を、そよ風がザァッと心地よく駆け抜けていく。
さっきまでの騒がしさが嘘のように、辺りは静まり返っていた。
ロエは一つ、溜め息とは違った息をついて、軽い足取りで歩き始めるとダンを振り返る。
「歩きになってしまいましたけれど……、ジュノまで戻りましょう」
そんな小さな連れの様子に、ダンはふと首を傾げる。
今日は、何だか彼女が積極的だと感じた。
優しく微笑むロエに、ダンは曖昧な返事を返して歩き出す。
歩調が軽やかで妙に上機嫌のロエを不思議に思いつつ、歩調を合わせて隣りに並んだ。
「ジュノに着いたら、すぐに飛空艇に乗ってサンドリアに帰りましょうね。私も……早くトミーさん達に会いたいです」
身長がダンの膝くらいまでしかないロエは、そう言って戦士を見上げた。
ダンはその視線を感じながらも、何処か遠くを眺めると、小さくため息をついた。
「……分かりました」
彼のその観念したような回答を聞いて、ロエはにこりと笑って頷く。
そして、何気なく空を見上げた。
「トミーさん達……今頃どうしてますかね~」
晴れ渡った青空を、大きな雲がひとつ。
風に押され、ゆっくりと流れていた。
* * *
まずい、非常にまずい。
パリスは本気で頭を抱えていた。
朝のしっとりとした空気が満ちた森林の中で、彼は落ち着きなく歩き回りながら連れの姿を探す。
唯一の連れがいなくなってから、もうどれくらい経っただろう。
彼女がいないと気付いた場所から離れないように彼は歩き回っていた。
「トミーちゃーーーんご飯だよーーー」
何度呼んでも反応はなく、声は森林の静けさに飲まれて消えるばかりだ。
動くものを見掛けて期待をしては裏切られるの繰り返し。
何処を見ても植物と獣人、モンスターしかいない。
オークに襲われた?
虎がくわえて持ってった??
わけが分からず不安がグルグルと頭の中で渦巻いている。
敵に襲われたんだとしたら悲鳴の一つくらい聞こえるはずだ。
それに、そんなに近くまで敵が寄って来ていたら自分が気付かないわけがない。
一体彼女の身に何が起きたのか。
パリスは事の重大さに嫌な汗をかきつつ、必死にヒュームの女戦士を探した。
ふと、片手に握り締めたリンクパールを見下ろす。
この魔法の真珠と同じ色の真珠を持っているのは四人。
リーダーのパリスをはじめ、トミー、ロエ、そして副リーダーの―――。
………どうしよう……。
パリスはとても悩んでいた。
リンクシェルは、はぐれた時などにはとても便利だ。
何処にいるのか分からなくても、相手がリンクパールを持ち歩いていれば連絡がつく。
しかしパリスは、ある恐怖心からなかなかリンクパールに呼びかける決心がつかない。
もしも、偶然にあの男がリンクパールの近くにいたら?
気が変わって、リンクパールを持ち歩くことにしていたら?
呼びかけに神反射して、一番に彼の声が返ってくるかもしれない。
怖いよぅ、怖いよぅ。
パリスは内心泣きそうになりながらも、リンクパールをじっと見つめた。
そうだ、今はそんなこと言っていられない。
何よりトミーの保護が最優先である。
パリスはやかましく鼓動する心臓を落ち着かせようと深呼吸して、恐る恐る呼びかけた。
“……トミーちゃ~ん?”
反応無し。
パリスは呼吸を止めてじっと返事を待ったが、リンクパールからは何も返答がなかった。
―――あ、もしかしてトミーちゃん……リンクパール持ってきてない?
そう思い当たって、ガーーーンと立ち尽くした。
考えてみれば、トミーは自らリンクパールの使用を禁じていた。
少しでもリンクパールで会話しようものなら、偶然聞きつけたダンにジュノ行きがバレるかもしれない。
トミーのことに関しては、恐ろしく察しの良いダンのことだ。
その警戒ぶりは何となく納得がいく。
そして何より彼女は、ダンがまったく連絡を入れてこないことに腹を立てていた。
狩りに集中するために持ち歩かないのは分かるが、だからと言って1週間以上何も連絡してこないとは何事だ。
……という感じに、彼女は意地でもリンクシェルを使おうとはしなかったのだった。
パリスは困ったような呻き声を発しながら頭を掻いた。
『そんな風に意地っぱりなとこも可愛いけどお兄さん困っちゃう♪』とか、独り言を言ってみる。
やっぱり専門家を呼ぶしかないかぁ……。
はぁぁ~という魂まで吐き出してしまいそうな深い溜め息をついて、パリスは肩を落とした。
そしてリンクパールに向かって、今度は別の名を呼び求める。
“あのー……ロエさ~ん”
“あ、はい。何ですか?”
こちらはすぐに返事が返ってきた。
未だにあの男の声が聞こえてこないことから、やはり彼はリンクパールを持ち歩いていないのだと理解する。
その事実に少々安堵してから、パリスは勇気を振り絞った。
“あのですね……近くにダン、います?”
* * *
ロランベリー耕地は美しい草原が広がり、鳥達が楽しげに歌っていた。
黒と黄色の警戒色で大きな蛾の幼虫のようなクロウラーが、至るところでゆっくりと這いずっている。
ここいらのモンスター達が練習相手にもならないくらいに成長した二人は、サンドリアにいる仲間の話をしながら、徒歩でジュノへと向かっていた。
「あいつら二人のことだ、真面目に修行はしてないだろうな」
ドジなヒュームと能天気なエルヴァーンの姿を思い浮かべている顔でダン。
きっと楽しく過ごしているに違いない、と、ロエは口元に手を添えて笑った。
小さなロエの歩調に合わせてゆっくりと歩いているダンを見上げる。
サンドリアに戻ることを決めた時から、徐々にダンの表情から張り詰めたものが消えていることにロエは気付いていた。
声のトーンも心なしか明るい。
「あいつが何も言ってこないってことは、しょうもないことに夢中になってる証拠ですよ。きっとまたパリスからおかしなことを吹き込まれてるんだろう」
「ふふふ、でも楽しそう。私も少し意外でした。トミーさん達が何もおっしゃらないなんて」
そう言って彼女はリンクパールを取り出した。
ダンはロエの持っているリンクパールをじっと見下ろす。
「あいつら、本当に何も言ってきてないんですか?」
「はい。ダンさんがリンクパールを持ち歩いていないから聞こえないんじゃなくて、本当にあちらからは何も連絡がないんです」
そこまで言って『ちょっと聞いてみましょうか?』と問うが、見上げた先のダンの表情は険しいものになっていた。
「いや、いいですよ。あいつらが今何をしてるか知ったところで、俺には関係ない」
ふいっと前方に視線を戻してしまう。
相変わらずの彼を見上げてロエは少し寂しげに笑った。
―――するとその時、聞き覚えのある声がロエの頭の中に直接流れ込んできた。
「あ、パリスさんの声が」
そう言ってダンを見上げるが、彼は表情を変えず、見向きもしない。
「パリスは何て?」
「……トミーさんを呼んでるみたいです。ということは、一緒じゃないんでしょうか?」
首を傾げているロエに対して、ダンは『放っておきましょう』と淡白に言った。
前だけを見つめて歩くダンの歩調が少し遅くなったような気がする。
同じリンクシェルのメンバーでも、自分のリンクパールを持っていないと会話は聞こえない。
だから例えダンが副リーダーであっても、リンクパールを所持していないと会話はできないのだ。
その時、二足歩行の大きな亀のような姿の獣人クゥダフとばったり遭遇したが、クゥダフは二人の強さを見抜くと気付かない振りをして去っていった。
ダンは大きな溜め息をつく。
それからふと足元に視線を落とすと、隣りを歩いていたはずのロエがいなかった。
彼女は少し後方でぴたりと足を止めていた。
「………そんな…」
顔に動揺の色を浮かべたロエが呟く。恐らくリンクシェルでの会話が口に出たのだろう。
ダンは疑問符を浮かべて立ち止まった。
「ロエさん?」
意識をリンクパールに集中させている様子のロエは、ハッと顔を上げるとダンに駆け寄った。
「ダンさん、大変です!」
「あいつら、バルクルムでゴブリンでもトレインさせたのか?」
ダンはバルクルムという砂丘で大勢のゴブリンに絡まれて逃げ走っている二人を想像する。
しかし、呆れ顔のダンを見上げるロエの表情は緊急感に満ちていた。
「…トミーさんが……」
緑の美しいロランベリー耕地を、少し冷たい風がザァッと吹き抜けた。
あとがき
ついにパリスが勇気を振り絞って通報いたしましたね。えらいこっちゃ、あーえらいこっちゃ。(何)